GENSEI COLUMN
ゲンセイ コラムAUSにビジネスチャンス!日本語を学ぶ外国人ってどこの国の人たちなの? No. 113 2023 4/5
2023.04.23「英語を勉強している日本人は多いけど、日本語を勉強してる外国人ってどれくらいおるんやろう」
インバウン大国を目指す日本。
日本は、観光地としてちょー人気があります。
フィリピン人の友人が日本に観光に来てくれることもあったり、
日本人の僕たちが海外に行くことよりも、外国人が日本に来てくれて日本を楽しんで
もらえるって、なんかうれしいですね。
そんなことを、ふと気になることがあって、調べてみました。
するとおもしろいことが発覚しました。
(先におもしろいって書くとハードルが上がりますね(笑))
国際交流基金(JF)が3年に1度のペースで、日本語の学習者の調査をしています。
2021年が一番最近の調査。ネットで調べると、結果が見つかりました。
【全世界の日本語教育学習者数は中国、インドネシア、韓国が上位で、それら3か国で全体の約半分を占める】
3,794,714人の人が世界中で日本語の勉強をしています。
そのうちの約60パーセントの人たが、中国、インドネシア、韓国の3か国の人たちです。
インドネシアが2位っていうのも、ちょっと驚いたんですが、
人口が世界4位のインドネシアなので、分母が多いのでそうなるのかなと。
日本でお仕事をしたいって人が増えているって聞いたので、それを実感する結果になりました。
1 位 中国 1,057,318 人
2 位 インドネシア 711,732人
3位 韓国 470,334人
そして、今回の調査結果で一番驚いたのが、4位の国。
どこの国だと思いますか?
東南アジアの国・・・人口が1億人を超えたフィリピンかな?
答えはこの国です。
こちらの表を見てみてください。
オーストラリア
4 位 415,348人
なんと、4位はオーストラリアなんです。
これには正直、驚きましたー!
オーストラリアには、全く日本語のイメージが無かったです。
数十年前は、老後のリタイア生活の人気な国でしたが、物価が急激に上がった今、
オーストラリアは、老後を過ごす国っていうより、若者が出稼ぎに行く国っていう
イメージになりましたね。
なんで?って思ってちょっと調べてみました。
オーストラリアは、元々、移民の国。
なんですが、1970年頃までは白豪主義と呼ばれ、
賃金の安いアジア人(特に中国人)にが増えたことに白人は脅威を覚えます。
そこで白人を優先し、有色人種の移民を禁止する白豪主義という政策が
とられました。
それではダメってことで、1972年に白豪主義が公式に撤廃され、新たに
「多文化主義」と呼ばれる政策が推進されました。
その多文化主義の政策のひとつが
「LOTE Language Other Than English」。
英語以外の言葉を、小学校から高校、大学まで幅広く学んで学習しようとする
政策のようです。
このLOTEは、その後、NALSASやNALSSPなど、名前を変えて続いています。
そのために、オーストラリアで日本語を学習している人の約97パーセントが、
小学生、中学生のようですね。
知らなかったー
オーストラリアって日本語若者がワーキングホリデーで働く国ってイメージが
多くありますよね。
でも、年間に日本人がワーキングホリデーでオーストラリアに行くのは、約1万人強。
オーストラリアで、日本語を学んでいるオーストラリア人が、約40万人強。
おもしろい調査結果を見つけて、ちょっとうれしく思っています。
オーストラリアにワーキングホリデーで出稼ぎにいく。
オーストラリアに日本語を教えに行くっていうのもアリなのかもしれないですね。
オーストラリアに約40万人の日本語を学んでいるオーストリア人がいます。
でも、それを教える日本語教師は、たったの約2,800人。
単純計算で、約140人に1人の日本語教師なんです。
韓国で、日本語を学んでいる韓国人は、約55万人。
日本語教師は、なんと15,000人!
単純計算で、約37人に1人の日本語教師です。
オーストリアで日本語教師をする・・・新しいビジネスチャンスかもしれないですね!
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